2006年09月05日

車に乗って

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車の免許を取ったのは二十歳の時。
免許を取ったのはいいけれど、当時は運転する車もなく、しばらくはペーパードライバーだった。
困ったのは撮影で車を運転する時。
初めて接する車で、ハンドルの重たさも違えばブレーキの効き加減も違う。
しかもマニュアルだったり、よりによって左ハンドルだったり、隣に女優がいたり、後部座席に録音部がいたり、つい先日は頭上をヘリが飛んでいて、その真下を平行に走ってと言われた。砂埃で何も見えないんスけど……
刑事ドラマなんかでは「カメラの手前で急ブレーキで停まって」なんてカースタントTAKAばりの要求もある。とにかく、マイカーを運転するのとは訳が違うのだ。

まだ免許取りたての頃、、、
「時速60キロに調整して走って」と言われメーター見ながらオロオロしていた。それだけでも冷や汗ものなのに、「初めてのデートらしくもっと楽しそうに何か話して」なんて言われすっかり舞い上がってしまった。
「……このまま海でも行こうか?……音楽でも聴く?……」
ありふれた台詞を探しながら、目の前を走る撮影車との距離を探る。
「時速は60キロのまんまで! もっと楽しそうに! とにかく笑って!」
トランシーバーから監督の声が漏れる。(たぶん、かなり苛ついている)
笑いながらアクセル踏んで、メーター見たら80出てて、慌ててまたブレーキ踏んで、それでも芝居を続けようと満面の笑顔(のつもり)で相手役の女優をチラッと見たら、ひきつった顔でシートベルトを握りしめていたあせあせ(飛び散る汗) 
もちろん撮り直しで、その後、そのドラマ内で僕が車を運転するシーンは出てこなくなった。
かなり苦々しい思い出で、それから家族や友人の車を借りて練習したのは言うまでもない。。。

まぁ、そんな話しも過去のもの。
10年経った今じゃカースタントだってばっちりこなせる。
嘘だと思ったら、明日放送のドラマで確認してみてくださいTV

嘘なので。。。車(セダン)




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2006年09月04日

SLに乗って

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SL(シーサイドライン)に乗った。
横浜の新杉田から金沢八景を結ぶこの電車。
先頭の車両に乗ったら誰もいない。なのに扉は閉まってしまって、あげく出発しようとしている。
まさか、俺が運転しろってこと!? 
誰もいない先頭車両。その窓の先に見える停車駅。
本当に自動で停車してくれるのかと半信半疑のまま写メを撮る。
ごくたまに、こういう人いるよなぁと思いながら。。。



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2006年09月03日

自転車に乗って

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そういえば最近、自転車に乗ってない。
愛車はきっと錆び付いていることだろう。
缶コーヒーの景品で当たった(恐らく人生初!)我が愛車。
かれこれ10年近くお世話になっている。

坂の多いわが町では、自転車での昇り道はかなり苦痛。
その代わり下る時には言いようのない快感が待ち受けている。
車での事故は未経験だが、自転車事故は数知れず。
地元じゃ有名な急な下り坂で、鉄柱に膝を当てて吹っ飛ばされたこともある。
自転車だけが見事に坂を下っていって、「割れた」と思った膝を抱えてしばらく動けなくなった。
開放感たっぷりに「ハ」の字に足を広げて運転した、自分の愚かさが今は懐かしい。

昨日のコメント返信考えてたら、なんだか無性に自転車に乗りたくなってきた次第です。。。
自転車の旅、小さな冒険。きっとまだまだ楽しめるはず。。。
ルールを守って、大人らしい乗り方で? 。。。 



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2006年09月02日

吹く風を心の友と

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 蝉が鳴いている、蝉が鳴いている
 蝉が鳴いているほかにはなんにもない!
 うつらうつらと僕はする
 ……風もある……
 松林を透いて空が見える
 うつらうつらと僕はする。   
        ー「蝉」 中原中也詩集(岩波文庫)よりー

蝉が鳴いて、風が吹いて、蜻蛉も飛んでた午後だった。。。
たまに、寝転んで空を見上げてみたり、路上に座り込んでみたり、
あるいは突然来た道を振り返ってみたり、曲り角を変えてみたり、
降りる駅をひとつ手前にするのもいいかもしれない。
少し視線を変えるだけで、何かとてもいいものに出会えそうな予感がする。
予感がするだけでなんにもない! なんてことになったとしても……
ふらりふらりと僕は行く。

吹く風を心の友として。。。


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2006年09月01日

九月

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月が変わっても、相変わらずタンクトップ一枚で過ごしていたんだが、さっき煙草を買いに出掛けたら肌寒くさえ感じた。
朝から降った打ち水のような雨のお陰か、九月最初の夜はとても涼しくなっている。そしてとても静かだ。
なんだかとても心地良いので、これから夜の散歩にでも出掛けようかと思っている。もちろん、軽く上着を引っ掛けて……

HP(http://www.kusano-kouta.com)のほうに、OA情報更新しておきました。

九月。完成した映画もようやく見れるようだし、また別の映画にはこの秋の映画祭招待の話しも決まったらしい。僕自身もまた、小さな予感と予兆を胸に秘め、新たに動き出そうと思っています。

芸術の秋。食欲の秋。睡眠の秋。何よりも行動、活動の秋になるように。
一歩ずつ、一歩ずつ、日めくりの精神で、、、今月もどうぞよろしく。。。
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2006年08月31日

タオル王子

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この夏。「タオルケット王子」なんて呼ばれてました。。。

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地震だけは苦手です。。。  By タオルケット王子
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2006年08月30日

東京

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東京、、、2016年五輪国内の候補地に決まった。
東京、、、あくまでもまだ候補地でしかないわけだけれど。

経済効果など浮き立つ話しも多いけれど、懸念も多い……

おかしな話しかもしれないが、バイトでビルを作っているとき、もう東京にビルはいらないんじゃないかと思ったもんだ。
テナントが出て行った空きビルの、空室の、都内の一等地にはなんと多いことか……
日雇い労働者の身としては作れと言われれば喜んで作るし、壊せと言われれば壊すんだけど、あまりに無駄が多いことに閉口もした。

作る前に直そうよって言ったところで、もう既に新しい道を探すんだろう。
地下に潜るか? 空に架けるか? オリンピックロード。。。
(あくまでまだ候補地ですが。。。)

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2006年08月29日

読書感想文入門

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夏休みの読書感想文……何を読んだらいいのか解らない。というより間に合わない。
そんな困った時にこそ短編集! (というか、個人的に短編が好きなだけなのですが。。。) しかも今回はすべて文庫本でまとめてみました。

向田邦子さんの「思い出トランプ」 〜男と女。そして家族。日々の営みから生まれるドラマは昭和であろうと平成であろうと変わらない。一編読むとじんわ〜りして、次の一編は翌日の楽しみにとっておこうと思ってしまうくらい。
知識ではなく知恵。花や食物、その他いろいろ生活の中の言葉も学べる。そして、もうちょっと丁寧に暮らしたいと反省もしました。

川端康成「掌の小説」 〜これは、詩のように読むことも出来る。掌サイズの小説集。
「時雨の駅」「人間の足音」「硝子」「夏の靴」「一人の幸福」……惹かれた題名のものから少しずつ読んでいくと、あっという間に夏も終わる。京都で暇つぶしに読もうと思ったんだけど、やっぱり「一編読んで、さぁ次!」というわけにはいかなかった。

「中原中也詩集」 〜これ、いつ買ったんだろう? 随分と黄ばんでいる。いろいろ読んだが、岩波文庫のものが愛着あり。
思いついた時にふっと手にしたくなる詩集。春の詩に夏の詩。朝に夕暮れに、湖上に浜辺に。
たとえば「少年時」だけで読書感想文を書いたとして、先生はなんて言うんだろう?
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん ???

万が一、詩では駄目ですと怒られたら、反発はせず「村上龍映画小説集」なんかを選んでみて、映画とドラックとセックスに明け暮れる青春を描いても、きっちり文学賞を取れるらしいと説得するも良し。ヨウコとレイコとキミコについて、いろいろ比較分析するのも面白い。
まぁ自由課題なんだから、きっとなんだっていいはずだし、好きなものを、好きなように読めばいいのだろうと思う訳です。。。

猛暑といえば藤沢周さんの「陽炎の。」を思い出してしまう自分としては、32歳の主人公(失業者)に年齢が近づいている今、あえてこの小説の感想文でも書こうかと思います。
で、、、何故に!?



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2006年08月28日

「晩夏の蝉」

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この夏は実にかなり多くの本を読みかけた(苦笑)。
といっても、そのほとんどが短編集なんで、たとえ全て読まなくても自分なりには味わうことも出来たつもり。読んでる最中にすぐまた読みたい本(作家)と出会ってしまうのだから仕方がない。
で、ようやくこの長編に取りかかろうかと思っている。

前川麻子さん著 「晩夏の蝉」 (光文社文庫)

以前「明日を抱きしめて」という題で発表されていた小説の改題版・文庫本。連ドラにもなっていたんだけど、見た方いませんかね?
今の季節にぴったりな題名に改題されたこの小説、出来ることなら避暑地かなんかで、夏を惜しむ蝉の合唱でも聞きながら読みたいところ。
最近、すっかり人の枕を奪った愛犬を避けながら、ベットの端で読みたいと思います。
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2006年08月27日

最後の日曜日

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八月の、夏休みの、最後の日曜日。

今日は太陽も雲に覆われていて、いくぶん涼しい一日になった。
このまま涼しくなってほしいが、残暑もまだまだ続くんだろう。

もうすぐ、夏が終わる。
何歳になっても、吹く風の気配が変わるたび、少しばかり淋しくもなる。
新しい季節に出会える期待と、過ぎ去っていく季節との別れ……
してもいない失恋をしたようなこの感じは、子供の頃から変わらない。

この夏の締めくくりに朝から悲しいNEWSが流れていて、いたたまれない気持ちにもなった。
自分だって加害者にも被害者にもなる可能性はあるわけだから、車の運転には特に気をつけたい。
子供らの夏休みを奪うことなど、決してないように。。。


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2006年08月26日

よしっ!

ーーー「よしっ!」と言われたら、、、

200608242206001.jpg 喰らいつく、、、
200608242208000.jpg 喰らいついたら、、、
200608242208001.jpg 離さない、、、あくまでも、、、
200608242210000.jpg 離さない、、、たとえ眠気が襲っても。。。
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2006年08月25日

待てっ!

200608242205000.jpg 「待てっ!」と言われると、、、

待つしかなくて、、、じーっと見つめてると、、、涎が出てくるので、、、

200608242206000.jpg この夏、、、目をそらすことを覚えた。。。

で、、、「よしっ!」と言われるとーーー
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2006年08月24日

「渚のシンドバット」

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連日の手前味噌になりますが、「夏」「青春映画」といったらこの映画に触れない訳にはいきません。
1995年の夏に撮影した「渚のシンドバット」。。。

監督の橋口亮輔さんとの出会いは17歳の時。
演じるってことだけではなく、表現をする、伝えるってことの意味で、橋口さんとの出会いから得たものはとてつもなく大きい。
自分が出演しているからではなく、僕は橋口さんの映画の中の登場人物達が好きだ。
十代の頃「二十才の微熱」は劇場で何回も観たし、自主制作時代の「夕辺の秘密」も然り。
登場人物のそれぞれが発する言葉や表情に共感したり、くっつきながらも離れている微妙な距離感に胸を締めつけられたり、ストーリーはあくまで虚構なんだけど、嘘では片付けられない本当が、橋口さんの映画にはいつも隠されているような気がしていた。

だから、その夏の撮影のことは上手く語れない。「自分の本当ってなんなんだろう?」登場人物と同じ悩みの前で、演技以前に悶々としたりもした。
嘘ではなくて、僕は本当に恋をしていたような気がするし……
誰という訳でなく、監督に、素晴らしき共演者に、熱いスタッフに……映画という祭りに……

僕もサンフランシスコでの映画祭には参加させてもらったが、ロッテルダムではグランプリを獲得したり、その後の海外での公開も大盛況だったと伝え聞く。洋題は「LIKE GRAINS OF SAND」〜砂粒のような僕ら〜そういう意味なのだそう。

クライマックスの浜辺のシーンで砂まみれになった後、その砂を洗い流す為に深夜の海に飛び込んだ。台風が迫っていたせいか、深夜の海の中は生温かくて心地良かった。7月22日。長崎での夜ー
海も汗も涙も、舐めてみればしょっぱいことを知ったのがこの夏のこと。
そして、そんな17歳の夏(撮影時は20歳)は一生に一度しかないことを大人になって知った。
だから青春で、だから永遠で、だから映画なんだろうと思う。
まるで甲子園の砂のような話しだが、僕の実家にはまだ、この時の砂粒がペットボトルの中に詰まっている。。。しょっぱい思い出をぎっしり詰めて。。。

posted by kouta at 21:47| Comment(5) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月23日

「月光の囁き」

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これまた夏の映画。そして青春映画。
かなり歪んでいるかもしれないが、それもまた青春なのではないだろうか?

撮影は「富江」のすぐ後だった。だから連続して水橋研二君と共演した。お互い同い年なことに驚いて、照れくさくも学生服に身を包んだ。たぶん23歳!? 記憶するかぎり、僕にとってはこれが最後の学生服姿だと思う。
夏の終わりに剣道の特訓みたいなものをやって、しばらく間があった時期に風邪をこじらせて入院した。肺炎だった。
運良く? 撮影の延期が決まって、退院した次の日かなんかにロケ先に合流したのを覚えている。
とにかく、ギリギリの撮影だった。ギリギリなのは病み上がりの自分ではなく、現場がだった。
撮影途中で、また延期になるかもしれないという噂が乱れ飛んだりもした。
だから、いろんな意味でよく完成したなぁと思うし、どんな状況でも平然としていた塩田明彦監督は改めて凄いなぁと思う。
なんたって自分はクランクイン直前まで入院していたというのに、代役を準備しなかったというのだから、今考えればそれも凄い。

塩田監督といえば同時期に公開した「どこまでもいこう」。この映画は面白かった。子供たちの演技が、本当に素晴らしかった。
良かったらこの夏、二本まとめて鑑賞してみたら、、、いかがでしょう?
posted by kouta at 19:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月22日

「富江」

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あれは確か夏だった。しかも晩夏。いや、もしかしたら9月だったかも……
公開が1999年ということだから、撮影は1998年のはずだ。
京都から戻って、監督面接があって、そしたらすぐに決まって、一週間後にはリハーサルしていた。
リハーサルをとても楽しんでくれる監督で、なんやかんやと語らいながら仕事を進めてくれる人だった。
台本から、どんどんはみ出していく感じが面白かった。

昨日、近所でバッタリ再会した「富江」の監督、及川中さん。。。
西日の照りつける街道沿いで、二人とも汗まみれ。一体どうしてこんな場所にいるんですか!?
その偶然は、知らぬ間に蘇生する富江より恐ろしい。。。 
(でも、お会いするのは撮影時以来なんで凄く嬉しかった。。。)

「富江」ってのは、そんなに凝ったホラー映画ではない。実際そんなに予算があったわけでもない。にも関わらずヒットしたのは、及川さんが単なるホラーにはせず、主演女優二人の微細な感情にフォーカスを当てたからだと思っている。
この夏、一風変わった青春映画として「富江」を再鑑賞するなんて、いかがなものでしょうか?
このどうにも蒸し暑い真夏の夜に。。。
posted by kouta at 21:40| Comment(6) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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